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Microsoft Officeの旧バージョンには、マウスを使って文書をスクロールできる「パンニングハンド」というオプションが表示されていました。この機能はOffice 2010あたりから見られなくなったので、ここではこの超便利な機能を再び使う方法を紹介します。
パンハンドとは、Microsoft Office(およびInternet Explorer)の一部のアプリケーションで、マウスポインタを手のアイコンに変え、スクロールバーやマウスホイールを使わずに、左ボタンを押したままページを上下左右にドラッグできるツールのことです。
旧バージョンのOfficeでは、パンする手がスクロールバーの上部に表示されていました。Office 2013では、標準のインターフェイスから姿を消しましたが、必要であれば、その機能は残っています。
特に、右側の長い文書や大きなスプレッドシートの場合に有効です。パンニングハンドは非常に精密で、斜め方向も含めてあらゆる方向にページをドラッグできるため、大きなスプレッドシートを操作する際、下方向や横方向にスクロールする際によく使われるツールです。
大きなスプレッドシートを操作するためのポピュラーなツールであると述べたことにお気づきでしょうか。というのも、残念ながらExcelではパニングハンズが使えなくなってしまいましたが、OneNote、Word、Outlookではまだ使えるのです。
パンハンドルをスクロールバーの上部に追加することができなくなりました。これは、機能するため残念ですが、リボンまたはクイックアクセスツールバーに追加することが可能です。そのための手順はどちらも同様ですが、ここではクイックアクセスツールバーに追加することにします。リボンに付けたい場合は、そのための手順があります。
この例ではWordを使用しますが、OneNoteやOutlookでも手順は同じです。
Wordアプリケーションを開き、クイックアクセスツールバーの下矢印をクリックし、"その他のコマンド "を選択します。
共通コマンド」の隣にある矢印を選択し、ドロップダウンリストから「リボンにないコマンド」を選択します。
パンハンド」コマンドまでスクロールして選択し、「追加」ボタンをクリックし、「OK」を選択します。
クイックアクセスツールバーに手のマークが表示されるようになりました。
使い方は、手のアイコンをクリックするとカーソルが手に変わります。マウスの左ボタンまたはトラックパッドのボタンを押しながら、ページをドラッグしてください。
通常のカーソルに戻すには、ツールバーの「Manual」ボタンを再度クリックするか、ESCキーを押してください。