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カメラの速度が遅くなったり、連写ができなくなったりするのはなぜですか?

どんなカメラにもバーストモードがあります。シャッターボタンを押すと、指を離すまで写真を撮り続けてくれます。スポーツや野生動物など、一瞬を切り取る撮影に最適です。問題は、バーストモードを無制限に使えるわけではなく、数分経つと速度が落ちたり、完全に止まってしまうことです。その理由と、撮影可能な連射時間を延ばすためにできることをご紹介します。

どんなカメラにもバーストモードがあります。シャッターボタンを押すと、指を離すまで写真を撮り続けてくれます。スポーツや野生動物など、一瞬を切り取る撮影に最適です。問題は、バーストモードを無制限に使えるわけではなく、数分経つと速度が落ちたり、完全に止まってしまうことです。ここでは、その理由と、撮影可能なバースト長を伸ばすためにできることを説明します。

フレーム/秒とスナップショットバッファ

カメラのバーストモードは、1秒間に撮影できる枚数をFPS(Frames Per Second)という単位で表します。例えば、私のCanon 5D MKIIIは、1秒間に6枚のRawまたはJPEG画像を撮影することができます。友人のキヤノン7D MKIIは10コマ、ソニーのミラーレス一眼は20コマ/秒に達するものもあり、カメラによってかなりの差がありますね。一般的に、スポーツや野生動物を撮影する人向けのカメラには、より高速なバーストモードが搭載されています。

問題は、カメラの最大バーストスピードで無限に撮影できるわけではないことです。Rawファイルやサイズの大きなJPEGファイルはデータ量が多すぎて、高速のSDカードやCFカードでもすぐに書き込むことができないため、バーストモードで撮影すると、写真はカメラのスナップショットバッファに保存されます。その後、バッファからメモリーカードに写真が転送されます。

画像バッファの大きさは、バーストモードの使用時間を決定する最大の要因です。続けて、私のカメラを例にとって説明します。18枚分の生画像バッファーを搭載しています。つまり、バーストモードで撮影すれば、バッファが一杯になるのに3秒しかかからないのです。実際には、バッファが同時にカードに書き込んでいるため、より多くのデータを得ることができますが、実際にバーストが遅くなるのは4秒程度です。バッファが一杯になると、バッファからカードに写真を保存した後でなければ、新しい写真を撮影することができなくなります。そこで重要になるのが、カードの書き込み速度です。

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バーストパターンの活用法

カメラの連写速度やバッファには限界がありますが、連写モードを常に最大限に活用するために、いくつかの工夫があります。また、長時間の連写が必要な場合は、ある程度妥協することも可能です。

CFカードの場合は、カメラメーカーが推奨するものを確認する必要がありますが、書き込み速度が120MB/s以上のSDカードであれば使用できます。高速のカードをカメラにセットすると、バッファのクリアが早くなります。バッファの限界に達しても、バーストレートを大幅に下げて撮影を継続することができます。

注意点としては、カメラにデュアルカードスロットがある場合、どちらか一方が高速になる場合があります。私の5DIIIのCFスロットは、SDカードスロットより最高速度が速いです。この場合、バーストスピードを最大化しようとする場合のみ、最速のカードスロットで撮影してください。

もうひとつ、バーストモードとは関係ないのですが、オートフォーカスの問題があります。シングルオートフォーカスモードを使用している場合、カメラの設定によっては、次の写真を撮る前にピントを探そうとすることがあります。これでは、バーストのスピードが落ちてしまいます。その代わり、連写モード(キヤノンはAIサーボ、ニコンはAF-C)に切り替えてください。また、オートフォーカスを完全にオフにして、素早くバースト撮影を行い、これが問題であるかどうかを確認することもできます。

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もし、使っているカードが十分に速く、オートフォーカスが問題ないのであれば、そろそろ妥協してもいいのではないでしょうか。低画質で撮影するか、より低速で撮影するかの2択になります。私の5dIIはRAW画像を18枚しかバッファに保存できませんが、高解像度のJPEGスナップショットなら63枚を処理することができます。純粋な画質や後処理オプションが10秒以上の連続撮影ほど重要でない場合、私はJPEGに切り替えます。同じことが、ほとんどのデジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラに当てはまります。

もう一つの選択肢は、バーストスピードを低くすることです。私のカメラを例にとると、6コマ/秒の高速連写が可能ですが、より遅い3コマ/秒の連写モードがあります。つまり、約8秒の連写時間があるんです。よほど高速で動くものを撮影するのでなければ、画質に妥協したくない場面では、3コマ/秒で十分だと思われます。


バーストモードは、カメラのスナップショットバッファとメモリーカードの書き込み速度の2つの要素によって制限されます。十分な速度のカードを使う限り、できることは画質を落とすか、バーストの速度を落とすかのどちらかです。

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