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ERDとDFD
ERDとDFDは、データの流れや入出力を特定するのに役立つデータ表現モデルです。組織内の異なる部門のメンバー間の効果的なコミュニケーションを可能にするため、重要な役割を担っています。この2種類のデータ表現モデルには共通点があるが、本稿ではその違いについて述べる。
DFDは、データが組織内をどのように流れるか、どのように、どこでシステムに入るか、あるプロセスから別のプロセスへどのように移動するか、組織内でどのように保存されるかを体系的に表したものである。一方、システムのトップダウン的な意味でのデータモデルをEntity-Relationship Diagram(ERD)と呼ぶ。 ERDは、システムをどのように実装するかを示さず、システムがどのように見えるかを示すものである。ERDはエンティティベースであるため、システムやプロセスにおけるエンティティ間の関係を示す。一方、データフロー図であるDRDは、システム内のデータの流れと、このデータがプロセスのさまざまな段階でどのように利用されるかに関わるものである。
DFDとERDはどちらも組織にとって重要である。人、場所、イベント、モノなどのエンティティをERDで表現し、エンティティ間のデータの流れをDFDで議論する。ERDは組織内のデータを保存するエンティティを理解するために使用でき、DFDはエンティティ間のデータの流れや、データがどこにどのように保存されているかについての情報を提供する。
DFDとERDの作成には、さまざまなツールが使用されます。通常、**DFDには円、楕円、長方形、矢印が使われるが、ERDでは長方形のボックスのみが使われる。ERDではエンティティ間の関係を表すのに菱形が使われ、関係の説明を見ることができますが、DFDでの命名は1つの単語で行われます。
DFDとERDはどちらも人気があり広く使われていますが、この2つのデータ表現図のどちらからでも全体像を把握できないという意味で、どちらも不完全なものなのです。
要するに、 -DFDが、情報がどのように組織に入り、変換され、使用され、保存されるかを記述するのに対し、ERDは、実体と、実体がシステム内の情報をどのように使用するかに焦点を当てる。-ERDはあくまで最終的にどのようなシステムになるかを示すものであり、実装のプロセスは規定されていない。-ERDには異なる表現ツールとDFDがある |