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Outlookには、メールを音声で読み上げる「Read Aloud」という補助機能があります。視力に問題がある方はもちろん、長い文章は読むより聴く方がいいという方に便利です。また、発音に自信がない場合は、発音を理解するために使用することもできますので、母国語ではない言語で仕事をする場合にも最適なツールです。その使い方と、不要な場合は隠す方法をご紹介します。
読み上げツールは、読みたいメッセージを選択し、「ホーム」→「音読」をクリックするだけのシンプルな設計になっています。
メッセージを別ウィンドウで開いている場合は、「メール」→「音読」をクリックします。
いずれの方法でも、「音読」をクリックすると、ナレーターがメッセージ本文の読み上げを開始し、Outlookに「音読」コントロールが表示されます。
これらのコントロールを使用して、ナレーターが何をどのように読むかを決定することができます。"Back "と "Forward "ボタンにより、ナレーターは1行戻るか進むかすることができます。Outlook は改行の位置(通常、メールの作成者がリターンをクリックした位置)で行の開始と終了を決定するため、「戻る」と「進む」ボタンは通常、語り手を1段落前に戻すか前に移動させることになります。Pauseボタンでナレーションを一時停止し、代わりに表示されるPlayボタンでナレーションを継続することができます。
設定」ボタンでは、ナレーションの読み上げ速度やナレーションの音声選択などが行えます。
この2つのオプションは永続的なもので、読み上げツールを使用するたびに、少なくとも再び変更されるまでは、同じ状態が維持されます。
読み上げを停止するには、コントロールの右端にある「×」をクリックするか、メッセージを閉じます。また、カレンダーのイベントやタスクで「音読」を利用するには、項目を開いて「レビュー」>「音読」をクリックします。
読み上げでは、メールやイベント、タスクの件名など、プロジェクトの一部を読み上げることはありません。他の言語用に言語パックを追加することはできますが、選択できるナレーターは、オーストラリア、カナダ、インド、イギリス、アメリカの言語エンジンから選ぶことができますので、別の声がお好みの方は、ご利用ください。
読み上げ機能が不要な場合は、「ファイル」→「オプション」→「アクセシビリティ」で、「読み上げを表示する」の設定を無効にすることができます。
これにより、Outlook全体の「音読」ボタンが非表示になり、リボン内のコンテンツがより充実します。